ミルケア

ママパパクラス・第2回開催レポート

7月19日に「ミルケアのママパパクラス」第2回目を開催いたしました。第2回は「ベビーカー選び講座」と、赤ちゃんのための「はじめての絵本講座」の2本立てで、ベビーカーのプロフェッショナル遠藤まさ子先生と、児童文学評論家の赤木かん子先生をお迎えし、

「ベビーカー選び講座」

  • 成長とともに変化するベビーカーに求める機能
  • 最新ベビーカーの主な機能
  • ベビーカーを選ぶポイント
  • ベビーカーに求める機能の優先順位の考え方

「はじめての絵本講座」

  • 子どもの言語習得の流れ
  • なんのために赤ちゃんに本を読むか
  • その子に合わせた絵本とのかかわり方

を計32組の妊婦さんに教えていただきました。

今回、ベビーカーの講座で講師を務めていただいたのは、“親子のコミューター”ガイドの遠藤まさ子先生。自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経て、現在は、自転車・育児用品を中心に、「親子が快適に楽しくできる移動手段」について専門に取材を行っていらっしゃいます。

10㎏の赤ちゃんを乗せて動かしたら?
“実際”のところを体験!

 

ベビーカーの講座では、最新のベビーカー4台(左上写真の奥から、エールベベ/フラコット、ピジョン/パルスキップ、STOKKE/エクスプローリー、リッチェル/カルガルーファーストCT)を展示し実際に妊婦さんにそれぞれのベビーカーの操作性をお試しいただきました。

さらに、押したり引いたりだけでは実際の操作性が実感いただけないため、産まれたばかりの赤ちゃんの人形と1歳~1歳半くらいの赤ちゃんの重さを再現した米袋(10㎏)を用意し、さらに石畳や砂利道でベビーカーの走行がどうなるか確認するため、砂利のマットも配置。

本体の重さと走行性の違いに納得したり、折りたたんだときの持ちやすさに着目したり、限られた時間でしたが、それぞれのベビーカーが持つ強みを体験いただきました。

参加者の方からも、さまざまな感想が寄せられました。

・ベビーカーの選び方、とても参考になりました。実際に4台のベビーカーで、子供の体重の重りを乗せて押してみたり、畳みやすさを比較したり出来ました。

・今までどんなベビーカーを買ったらいいかわからなくて悩んでいたが、どうやって選べばいいかわかってきた。

・ベビーカーの選び方で優先すべきことが見えたので、候補を絞ることができた。

私がどう思うかではなく
赤ちゃんが好きな絵本を選ぶということ

 

後半の絵本の講座で講師を務めていただいたのは、児童文学評論家・赤木かん子先生です。赤木先生は、全国の公共図書館や小中学校の図書館の改装・ 改善運動に取り組まれており、絵本と子どもの成長を間近で見守られてきました。

今回の講座では、「はじめての絵本の選び方」をテーマにお話いただきましたが、育児の本質にも迫る内容になりました。親の役割は、赤ちゃんを丈夫に元気よく育てることと、赤ちゃんが楽しく幸福に育つ手助けをすること。どんなに小さな赤ちゃんでも、赤ちゃんの意思を尊重して、赤ちゃんが心地よい、楽しい、面白いと感じる経験をさせてあげることが大事で、赤ちゃんが楽しい経験をするのにとってもいいのが絵本なのだとか。
また、絵本選びでは、つい親の主観で親が赤ちゃんに読みたい絵本を選んでしまいがちですが、一緒に図書館や書店にいって、赤ちゃん自身が喜ぶ絵本を選ぶ。難しく考えず、赤ちゃんの表情をじっくり観察して、赤ちゃんが選ぶ絵本を赤ちゃんが飽きるまで読んであげてほしいというのが赤木先生からのメッセージでした。

絵本の講座でも参加者の方からたくさんの感想をいただきました。

・絵本は、選び方というよりも子どもとの接し方をお話してくれたので、とても参考になった。本の重要性や、産まれてからどうしていくのかがイメージしやすく、とても楽しくお話を聞くことができた。主人と共有して子育てに生かしていきたいと思った。

・絵本の選び方の先生のお話は、絵本の話を超えて育児をする上で大切なことを学ぶことができました。どんなことに興味を持つ赤ちゃんが生まれて来てくれるのか、今からとても楽しみです。

・年齢や性別が違うのに趣味が合うわけない、絵本は親が楽しむのではなく、子供が読みたい本を読んであげて楽しませるという言葉がとても響きました。この事を忘れずに子育てをしたいと思います。

・子供が産まれたら図書館に連れて行ってたくさん本を読んであげようと思いました。

・本選びを通じて、令和時代の子育ての仕方を学ぶことができた。

・絵本選びも専門家からアドバイスをもらい、子供との関わりや関係性を学んだ。 ほかのマタニティセミナーにも参加したが 着眼点がいいなと思いました。 (ほかのマタニティセミナーではやらない内容という点)

・講師の先生のお話がとても上手く、聞き入ってしまいました。このように詳しく教えてもらえるセミナーは滅多にないのでとてもためになりました。

・絵本の選び方も、自分が与えたい本ではなくて、子供に聞いてみるのが一番なのだと気付きました。

また、本イベント協賛各社様には、お土産を数多くご提供いただきました。「ママパパクラス」を支援いただき心より感謝しております。

赤ちゃんを迎えるご夫婦のための体験型のミルケア・ママパパクラス。第3回浅井貴子先生による陣痛乗り切りレッスンも9月8日(日)に終了いたしました。開催レポートはこちら